【投資詐欺体験談⑥】被害者を探しても助けてもらえない現実|誰も助けてくれない孤独|再起記録7

再起記録

■それでも、諦めきれなかった

私は、まだ諦めていませんでした。

民事訴訟と同時に、

ネットで被害者を探し続けていました。

■被害者同士を会わせない理由

投資を始めるとき、投資家Kはこう言っていました。

「参加者同士は絶対に会わせない。なぜかわかる?トラブルの元になるからだよ」

当時の私は、その言葉を疑いませんでした。

むしろ「しっかり管理している人なんだ」とさえ思っていました。

でも今なら分かります。

あれは、被害者同士が繋がることを防ぐためだったのだと。

もし連絡を取り合えば、被害に気づき、集団で動く可能性がある。

それを恐れていたのだと思います。

■ネットで見つけた一筋の希望

私は必死にネットで情報を探しました。

すると、あるブログにたどり着きました。

そこは、投資家Kの手法や実態を検証するブログでした。

私を騙した投資家Kについても書かれており、

「信用できない」「怪しい」と明確に批判されていました。

私は迷いましたが、ダメ元でメッセージを送りました。

自分の被害の経緯を、すべて伝えたのです。

■つながった被害者たち

すると、返事が来ました。

「その内容をブログに掲載します。

他の被害者から反応があるかもしれません」

その言葉に、私はすがるような気持ちでした。

どうか他にも被害者がいてほしい。

そして、その人たちと繋がりたい。

それだけを願っていました。

しばらくして、2人から反応があったと連絡がありました。

1人は男性。

もう1人は女性でした。

男性は私に直接連絡をくれました。

「僕は100万円失いました。でも、自分も悪いし、もう諦めています」

そう言っていました。

裁判を起こす気もないとのことでした。

一方の女性は、投資には参加しなかったものの、

投資家Kに会ったことがあるとのことでした。

「経歴があまりにも怪しくて、参加しませんでした」

そう話してくれました。

そして、

「車のナンバーの一部なら覚えています」

と、4桁の番号を教えてくれたのです。

私は、その情報を聞いたとき、

ほんの少しだけ前に進んだ気がしました。

■それでも、助けてはもらえなかった

その後、私はもう一度、ブログを書いてくれた人に連絡しました。

投資家Kについて、さらに詳しく取り上げてほしいとお願いしたのです。

しかし返ってきたのは、冷たい言葉でした。

「詐欺師にお金を出してしまったあなたは往生際が悪いですね。

もう忘れた方がいいですよ。

他にも稼げる投資はあります」

私は、その言葉に怒ることもできませんでした。

なぜなら、分かっていたからです。

他人にとっては、ただの他人の出来事。

わざわざ無償で関わる理由など、ないのです。

私は、

「無理を言ってすみませんでした。ありがとうございました」

とだけ返しました。

■誰も助けてはくれない現実

そして思いました。

やっぱり、誰も助けてはくれない。

自分を救えるのは、自分しかいない。

その現実を、痛いほど思い知らされました。

■それでも、終わりたくなかった

それでも――

私は、まだ終わりたくなかった。

何も持っていない状態で、

もう一度、動き始めることにしました。

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