※この話は続きものです
▶ 詐欺で一文無しになった最初の話はこちら
投資詐欺の被害に遭い、
私はあらゆる手段を尽くしました。
弁護士にも依頼した。
裁判もした。
それでも――
お金は戻りませんでした。
最終的に私は、弁護士を切り、
債権回収会社へ依頼する決断をしました。
私は、債権回収会社に
K氏に対する「動産執行」を委任しました。
自宅への強制執行は終了。
しかし結果は、“ほぼ未回収”。
次に始まったのは、
K氏が経営する「店」への強制執行でした。
- 投資詐欺の店への強制執行開始|夜勤中に結果を待ち続けた私
- 深夜0時に債権回収会社から電話|詐欺師と喫茶店にいたという衝撃展開
- 店への動産執行で内縁の嫁が激怒|「入らないでください!」と侵入を阻止
- 財産開示請求後に“アルバイト扱い”へ?詐欺師と店の不自然な関係
- 「この店の物は全部私のものです」内縁の嫁が主張した店内の動産
- 海外旅行・高級ブランド…詐欺師の周囲に漂っていた“羽振りの良さ”
- 強制執行で再び警察到着|執行官と債権回収会社が事情説明
- 家着とサンダル姿で店へ駆け込んできた詐欺師|青ざめた表情の理由
- 店の動産執行は不能に|「全部嫁名義」と主張した詐欺師
- 「ここでは勘弁してください」詐欺師が債権回収会社社長を喫茶店へ誘った理由
投資詐欺の店への強制執行開始|夜勤中に結果を待ち続けた私
時計を見ると、18時。
店への動産執行が始まる時間でした。
私は、その結果を待つことしかできませんでした。
何かひとつでも、
差し押さえられる物がありますように。
ただ、それだけを願っていました。
この日に限って、私は体調が悪かった。
夜勤バイトも途中で早退。
でも、眠れるはずがなかった。
頭だけが異常に冴えていたのです。
深夜0時に債権回収会社から電話|詐欺師と喫茶店にいたという衝撃展開
時頃だったと思います。
私は起きていました。
スマホが鳴った。
S社長からでした。
「あーもしもし。さっきまでKと喫茶店おってましたわ」
私は思わず聞き返しました。
「え?一緒に?なんでですか…?」
S社長は、店で起きたことを話し始めました。
店への動産執行で内縁の嫁が激怒|「入らないでください!」と侵入を阻止
店が開店してしばらくした頃。
執行官とS社長は、動産執行のため店に入ったそうです。
店内には、内縁の嫁。
店長として接客中だったらしい。
客は奥にいて、入口からは見えない。
そこへ執行官が来た。
内縁の嫁は、最初は驚いた顔をしていたらしい。
でも――
理由を聞いた瞬間、表情が変わった。
「入らないでください!!」
両手を広げ、入口を塞いだという。
「あの人は社員じゃありません!」
「アルバイトです!しかももう辞めました!」
激しく怒っていたらしい。

財産開示請求後に“アルバイト扱い”へ?詐欺師と店の不自然な関係
私は、その話を聞きながら思いました。
財産開示請求をされてから、
急いで“アルバイト扱い”に変えたのではないか。
内縁の嫁と結託して、
K氏を店と無関係に見せようとしているのかもしれない。
でも――
店のホームページには、
今もK氏が掲載されている。
さらに登記簿上では、
K氏は今も会社の取締役のままでした。
「この店の物は全部私のものです」内縁の嫁が主張した店内の動産
「この店の物は全部私のです!」
「触らないでください!」
「中に入らないでください!!」
内縁の嫁は、かなり興奮していたらしい。
ただ、客に聞こえないようにしていたという。
その後、場所を店外へ移し、
内縁の嫁とS社長の言い争いは続いた。
海外旅行・高級ブランド…詐欺師の周囲に漂っていた“羽振りの良さ”
「海外ばっか行ってるらしいな!」
「高いもんばっか買ってるみたいやな!」
「全部調べてるんやで!」
S社長がそう言うと、
「そんなことしてません!!」
内縁の嫁は怒鳴り返したらしい。
私は、以前からSNSを見ていた。
高級車。
ブランド物。
海外旅行。
その投稿を見るたび、
何とも言えない気持ちになっていた。
以前S社長は、こう言っていた。
「こんな贅沢してる金も、被害者の金かもしれんな」
その言葉が、
胸の奥にずっと残っていました。
強制執行で再び警察到着|執行官と債権回収会社が事情説明
内縁の嫁は、すぐ警察へ電話したらしい。
しばらくして、警察官が到着。
警察官は執行官に怒ってきつく言葉を投げかけたとのこと。
でもS社長は、まったく動じなかったという。
「強制執行してますねん」
「こっちは裁判所の執行官ですわ」
裁判所の執行官と聞き、警察官の態度が変わった。
警察も事情を聞き、
「呼ばれた以上、来ないといけないので…」
そう言ったらしい。
結局、
“強制執行なら仕方ない”
ということで、警察は帰っていった。
家着とサンダル姿で店へ駆け込んできた詐欺師|青ざめた表情の理由
するとその後――
K氏が車で慌てて店へ来たらしい。
家着。
サンダル。
かなり急いでいたのだろう。
怒ってはいなかったらしい。
むしろ逆だった。
顔は青ざめ、
完全に慌てふためいていたという。
遠くから頭を下げながら、
「勘弁してください」
と言わんばかりの態度で店へ走ってきたらしい。
まさか、自分の店まで強制執行されるとは思っていなかったのだろう。
店の動産執行は不能に|「全部嫁名義」と主張した詐欺師
その後、
執行官、K氏、S社長で話し合いになった。
K氏は繰り返した。
「店も動産も全部、嫁名義です」
そう言い切られると、執行官は差し押さえできない。
結局――
「動産執行不能」
という形で、執行官は裁判所へ戻ったそうです。
「ここでは勘弁してください」詐欺師が債権回収会社社長を喫茶店へ誘った理由
するとK氏は、急に低姿勢になったらしい。
「Sさん、ここでは勘弁してください」
「嫁の手前もあるんで…」
そして、
「喫茶店で話しませんか」
と言い出した。
「お前、山奥とか変な所連れて行く気ちゃうやろな?」
S社長が警戒すると、
「違います!違います!」
K氏は必死だったらしい。
「あいつ(内縁の嫁)うるさいんですよ…」
「こんなことになったら、どうなるかわからないんですよ…」
ただただ、
慌てふためいていたという。
そして――
S社長は、K氏の車に乗り、
喫茶店へ向かったのでした。
ーーー
詐欺から再起している看護師
投資詐欺で全て失いました。
勝訴しても、お金は戻りませんでした。
夜勤看護師|借金返済でトリプルワークの日々。
どん底から人生を立て直しています。


コメント