【投資詐欺体験談⑯】詐欺師の店へ強制執行…内縁の嫁と“羽振りの良すぎる生活”|動産執行の現実

投資詐欺の強制執行をテーマにしたアイキャッチ画像。詐欺師Kの店、高級車、海外旅行写真、執行官の姿が描かれている。 再起記録
詐欺師Kの店への強制執行。被害者が苦しむ一方で見えた、“羽振りの良すぎる生活”。

※この話は続きものです
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投資詐欺の被害に遭い、
私はあらゆる手段を尽くしました。

弁護士にも依頼した。
裁判もした。

それでも――

お金は戻りませんでした。

最終的に私は、弁護士を切り、
債権回収会社へ依頼する決断をしました。

そして始まったのが、
K氏に対する「動産執行」でした。

私は債権回収会社に、動産執行を委任しました。

自宅への強制執行は終了。

しかし、結果は“ほぼ未回収”。

次に始まるのは、
K氏が経営する「店」への強制執行でした。

投資詐欺の動産執行が店舗へ拡大|詐欺師の店に強制執行へ向かった日

S社長と執行官は、
そのままK氏の店へ向かいました。

店の代表者はK氏。

ただ、実際には内縁の嫁が経営を任されている状態でした。

S社長は、すでにSNSや店のホームページも確認済みでした。

そして――

店の前に、高級車が戻ってきた。

乗っていたのは、内縁の嫁でした。

私は以前から、Kと内縁の嫁のSNSを見ていました。

そこには、

高級車。
ハイブランド。
海外旅行。
海外リゾート。
ゴルフ場らしき写真。

そんな投稿が並んでいました。

もちろん、それだけで何かを断定することはできません。

でも――

投資話で集めたお金が消え、
被害者たちが苦しみ続けている裏側で、

あまりにも生活感が違いすぎた。

K氏の周囲には、
妙に“羽振りの良い空気”が漂っていたのです。

私は、その投稿を見るたびに、言葉にならない感情になっていました。

「家や職場まで来る被害者がいる」詐欺師が漏らした異様な発言

S社長は、宿泊先のホテル従業員からも話を聞いていました。

「この町では、Kと内縁の嫁は悪い噂がありますよ」

そう言われたらしい。

私は、以前K氏本人がぽろっと漏らした言葉を思い出しました。

「投資のことで、家や職場まで文句言いに来るやつがいる」

その時は深く考えていなかった。

でも後から思えば――
違和感だらけだった。

全国で投資話を広げていた詐欺師…被害者は他にもいたのか

知っている限りでも、被害者はかなりいた。

K氏は、投資話を広げるために、日本中を回っていた。

そして今でも思う。
内縁の嫁は、本当に何も知らなかったのか。

本当に無関係だったのか。

私は、今でも分かりません。

強制執行前に現地確認…私はひとりで詐欺師の店へ向かった

実は私は、強制執行前に、ひとりで現地へ行っていました。

店を見たかった。

内縁の嫁を、自分の目で確認したかった。

店の前を通り過ぎ、
写真を撮ろうとした。

でも――

目が合った。

私は、とっさにスマホを下げた。

撮れなかった。

あの瞬間の空気を、今でも覚えています。

私はその頃、
内縁の嫁についても下調べをしていました。

今振り返ると、

不自然な点が多すぎた。

でも当時の私は、
まだどこかで現実を受け止めきれていなかったのかもしれません。

店の近隣住民が語った詐欺師の評判|「偉そうで嫌なやつだった」

午後になっても、私は眠れていませんでした。

夜勤明け。

本来なら倒れるように寝ている時間。

でも、完全に覚醒していました。

そこへ、S社長から電話。

S社長と執行官が店の近くにいると、
隣の店の人たちが出てきたらしい。

執行官の制服姿を見て、
警察と勘違いしたようでした。

事情を説明すると、

「えーーーっ!?」

かなり驚いていたという。

さらに隣の店主は、こう言ったらしい。

「あのズルっぱげ野郎が!」

私は、思わず息を飲みました。

普段からK氏には悪い印象を持っていたらしい。

「偉そうで嫌なやつやった」

そう話していたという。

さらに、内縁の嫁についても、

「自分の店は一番高いテナントやって、マウントしてくるんですよ。」

さらに、こうも言っていたらしい。

「しかも、店もかなり儲かってるみたいですよ」

私は、その言葉を聞いて複雑な気持ちになった。

投資話で集めたお金が消え、
被害者たちが苦しみ続けている。

その一方で――

高級車。
ハイブランド。
海外旅行。

そして、“儲かっている店”。

もちろん、それだけで何かを断定できるわけではない。

でも、
あまりにも世界が違いすぎた。

私はただ、
胸の奥がずんと重くなる感覚だけが残っていた。

強制執行開始直前…夜勤明けのまま債権回収会社からの電話を待ち続けた

しばらくして、
内縁の嫁が店へ戻った。

店は再び営業を始めた。

そして18時。

いよいよ、店への強制執行が始まる。

S社長は電話で言いました。

「もうすぐ始めますんで。また連絡します」

電話が切れた。

店舗への動産執行開始|私は再び白衣のポケットにスマホを入れた

私はその頃、
バイト夜勤へ向かっていました。

また夜勤中。

また白衣のポケットにスマホを入れ、

S社長からの連絡を待つことになる。

眠気なんて、もうなかった。

ただ、

胸の奥だけが、ずっとザワザワしていました。

ーーー

詐欺から再起している看護師

投資詐欺で全て失いました。

勝訴しても、お金は戻りませんでした。

夜勤看護師|借金返済でトリプルワークの日々。

どん底から人生を立て直しています。

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