【投資詐欺体験談⑦】証拠が足りないと言われた現実|弁護士でも進まない壁と財産開示請求(再起記録8)

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証拠が足りないと言われた現実と財産開示請求の記録

投資詐欺の手がかりを掴んだ瞬間

投資家Kの車のナンバーの一部、4桁の数字が分かりました。

私はすぐに弁護士に伝え、所有者を調べてもらうことになりました。

これで何か進展するかもしれない。

そう思いました。

しかし現実は違いました。

車の所有者を特定するには、

4桁の数字だけでなく、地名・分類番号・ひらがなまで必要とのことでした。

結局、調査は不可能に終わりました。

それでも、諦めきれませんでした。

銀行口座を特定しても残高はわずか

弁護士照会で調べた数十件の銀行口座。

その中から、いくつか投資家名義の口座が見つかりました。

やっと掴んだ手がかり。

そう思ったのも束の間、

残高はどれも数千円程度しかありませんでした。

警察に相談しても動いてもらえなかった現実

私は再び警察に連絡しました。

以前訪れた警察署の担当刑事に電話をかけ、

車のナンバーや口座の情報を伝え、もう一度、刑事告訴をお願いしました。

少しでも状況が変わるかもしれない。

そう思って、必死でした。

しかし返ってきた言葉は、想像以上に厳しいものでした。

「上司に確認しましたが、証拠が足りません。

明確な証拠はあるんですか?

もっと確かな証拠を集めてから来てください」

その言葉に、何も言い返せませんでした。

出せる証拠は、すでに全て出していました。

それでも足りないと言われる現実。

詐欺師が、わざわざ証拠を残すはずがない。

では、誰がそれを証明するのか。

警察は、助けてくれるわけではないのか。

そんな思いが頭の中を巡り、

ただただ気持ちが沈んでいきました。

■弁護士に相談しても進まない現実

それでも、諦めることはできませんでした。

弁護士にも、もう一度相談しました。

「刑事告訴はできませんか」

しかし返ってきたのは、はっきりしない返事でした。

出資法違反や金商法違反についても聞きましたが、

「正直、難しいですね」と言われました。

私は強く後悔しました。

もっと証拠を残しておけばよかった。

あのとき、なぜ疑わなかったのか。

何度も何度も、自分を責めました。

■差し押さえできる財産が見つからない現実

さらに調べを進める中で、

投資家Kの住所は借家であることも分かりました。

弁護士からはこう聞かれました。

「差し押さえできそうな財産に心当たりはありませんか?」

思い浮かぶのは、高級車やブランド品ばかり。

しかし、それらを特定することは簡単ではありません。

何も掴めないまま、時間だけが過ぎていきました。

財産開示請求という最後の手段

そんな中、弁護士から提案がありました。

「財産開示請求をしてみましょう」

法律が変わり、

財産開示を拒否したり虚偽の申告をすれば、刑事罰の対象になるとのことでした。

私は迷いました。

それでも――

やるしかないと思いました。

一か八か、財産開示請求を進めることにしました。

財産はほとんど残っていなかった

しばらくして、投資家Kから財産目録が届きました。

そこに書かれていたのは、

数千円しか入っていない銀行口座と、

他県にある土地の情報だけでした。

預貯金、動産、保険、給与――

すべて「なし」。

弁護士がその土地を調べると、

他人名義で、

雑草が生い茂る、住むこともできないような土地でした。

さらに――

弁護士が調べたところ、その土地は、私が投資に参加して間もない時期に、投資家Kが購入していたことも判明しました。

私は、その事実を知ったとき、強い違和感を覚えました。

「価値はほとんどありませんね」

その言葉を聞いたとき、

また一つ、希望が消えました。

再び向き合う決意

それでも弁護士は言いました。

「財産開示当日に、この件について直接聞いてみましょう」

そして、私にも参加するかどうかを聞かれました。

「相手と顔を合わせることになりますが、大丈夫ですか?」

正直、会いたくはありませんでした。

でも――

ここで逃げたら、何も変わらない。

そう思い、参加することを決めました。

質問できる時間は限られています。

本当に聞きたいことだけを整理するように言われました。

私は、いくつかの質問を考えました。

そして――

財産開示請求当日。

私は、再びその投資家Kと向き合うことになります。

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