【投資詐欺体験談⑭】動産執行当日…詐欺師が警察を呼んだ朝|強制執行で見た異様な現実

投資詐欺の動産執行当日をテーマにしたアイキャッチ画像。パトカー、警察官、詐欺師K、現場写真を組み合わせた再起記録15のサムネイル 再起記録
※投資詐欺の動産執行当日。 パトカー、警察、投資家K――。 現場から送られてきた写真とともに、強制執行の一日を記録した。

投資詐欺の被害に遭い、

私はあらゆる手段を尽くしました。

弁護士にも依頼しました。

裁判もしました。

それでも――

お金は戻りませんでした。

最終的に私は、弁護士を切り、

債権回収会社へ依頼する決断をしました。

私は債権回収会社に動産執行を委任しました

そして始まったのが、
K氏に対する「動産執行」でした。

朝8時。


執行官と債権回収会社が、K氏の自宅へ入る。

いよいよ、強制執行です。

でも私は、この時まだ知りませんでした。

この日が、想像以上に異様な一日になることを。

※この話は続きものです
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投資詐欺の強制執行当日…夜勤中に鳴った債権回収会社からの電話

動産執行当日の朝7時半。

私はまだ夜勤中でした。
ナースステーションにいても、
正直、仕事どころではありませんでした。

スマホが鳴るたび、
心臓が跳ね上がる。そんな状態でした。

そこへ――

債権回収会社・S社長から電話が入りました。

とうとう始まった。

私は勤務中にも関わらず、慌てて電話に出ました。

すると開口一番。

「8時言うたのに、執行官まだ来よらへんねん!」
「ホンマいい加減やで、あいつら!」

かなり怒っていました。

その瞬間、以前の執行官の態度を思い出しました。

私を小馬鹿にしたような、あの口調。

「動産執行するんですよねぇ?」
「差し押さえる物、分かってるんですか〜?」

あの空気を思い出し、
私まで怒りが込み上げました。

「どうせ差し押さえなんかできないと思って、やる気ないんですかね…!」

気づけば私も感情的になっていました。

夜勤中なのに、
血圧だけ異常に上がっていた気がします。

詐欺師の自宅へ動産執行|立派な家を見て込み上げた怒り

S社長は続けました。

「時間あるから、Kの家の前見てきましたわ」
「借家言うても、かなり立派ですよ」

私は、その言葉に複雑な気持ちになりました。

人のお金を騙し取っておきながら、

こんな家に住んでいるのか。

そう思った瞬間、

胃の奥が重くなりました。

さらにS社長は言いました。
「このあとKの店も行きます」

K氏の店舗は別の市にあり、管轄裁判所も違いました。

つまり――

執行官も別。

「店の方の執行官は、まだまともでしたわ」

その言葉に、少しだけ救われました。

債権回収会社が警察署へ向かう、と|刑事告訴を受理しなかった警察への怒り

「警察にも行ったるわ」

S社長は、さらにこう言いました。

「明日、刑事告訴受理せんかった〇〇警察にも行ってきますわ」

声が大きい。強気。圧がある。

でも不思議と、

その勢いに私は救われていました。

詐欺事件に慣れている人だからこそ、
刑事とのやり取りも分かっている。

もう、この人に任せるしかない。

そう思いました。

動産執行で執行官が来ない…裁判所対応への不信感

そして朝9時。

私は夜勤を終えました。

帰宅後に届いていたLINE。帰宅してスマホを見ると、
S社長からLINEが届いていました。

8時51分。

「執行官、未だ現地来ません」

その文章を見た瞬間、
また怒りが込み上げました。

こっちは人生がかかっている。

でも、向こうは“ただの業務”。

その温度差が苦しかった。

※「執行官まだ来ません」ーー動産執行当日、S社長から送られてきた現場のLINE。

さらに9時30分。

今度は――

K氏の家の玄関写真が送られてきました。

※動産執行当日。K氏の自宅玄関から送られてきた現場写真。

その写真を見た瞬間。

とうとう始まった。

そう思いました。

同時に、

「やばい」
「もう後戻りできない」

そんな感情が一気に押し寄せてきました。

現地にいないのに、私まで軽くパニック状態でした。

怖かった。

でも正直――

「ざまあみろ」
とも思いました。

綺麗事だけでは済まなかったです。

ここまで追い込まれた人間は、
そんな感情にもなります。

詐欺師が警察を呼ぶ異常事態|強制執行現場で起きた現実

しばらくして、
S社長から再び電話がありました。

「今、Kが警察呼んでるわ」

私は耳を疑いました。

「えっ…警察!?」

詐欺師が。警察を、呼ぶ。

意味が分かりませんでした。

人のお金を奪っておきながら、

自分が困ると警察に頼る。

その厚顔無恥さに、
怒りを通り越して呆れました。

頭の中では、
逆ギレしながら警察へ電話するK氏の姿が浮かんでいました。

人を騙した結果が、これです。

身から出た錆でした。

「まあ、とりあえず警察と話さなあかんから、また電話しますわ」
そう言って、S社長は電話を切りました。

眠れない夜勤明け

私は夜勤明けでした。
本当なら、倒れるように寝るはずでした。

でも眠れませんでした。
完全に覚醒していました。

興奮。怒り。不安。緊張。

全部が混ざっていました。

動産執行中の写真が送られてきた…眠れなかった夜勤明け

その後――

警察がK氏の家へ来た写真。

それらが次々送られてきました。

K氏本人の写真。

※警察に電話するK

※K氏の自宅前に到着した警察車両の様子

※強制執行現場のK氏の自宅前に現れた警察官

でも、写真だけ。

LINEも来ない。
電話もない。

つまり――

まだ強制執行中。

こちらから連絡することもできませんでした。

私はただ、
スマホを握りしめながら待つしかありませんでした。

何もできないまま。

ただ、待つだけでした。

それが、想像以上に苦しかったのです。

ーーー

詐欺から再起している看護師

投資詐欺で全て失いました。

勝訴しても、お金は戻りませんでした。

夜勤看護師|借金返済でトリプルワークの日々。

どん底から人生を立て直しています。

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